活動報告

中小企業は新規事業を起ち上げないと未来はない

「グロースの翼」という番組を紹介されて観た。
BSテレ東の番組で、副題が「日本企業の99%あまり、およそ350万社はいわゆる中小企業。様々な課題をどう克服し、独自おグロース(成長)を果たすのかー。翼を拡げて奮闘する姿に密着します。」
とあった。

最初に見たのが“金子コード”社のお話。
この会社は電話機本体と受話器をつなぐコードを製造していたのだが、ご存知のように電話機は徐々に衰退してきている。
そんな金子コードが今新規事業を立ち上げて成功しているお話だった。

金子社長曰く、「中小企業は新規事業を起ち上げないと未来はない」と言い切っている。
カメレオンのように時代に合わせて企業も色を変えていかねばならないと。

金子コードの新規事業のひとつにキャビアの生産がある。
キャビアは生産性があがり収益化するまでに10年かかるのを覚悟でやったという。
大企業では10年もかかる新規事業は受け入れられない。中小企業でこそ可能なことなのだ。

ただし、「新規事業の1番の敵は社内にあり」とも。
おそらく社長がキャビア生産を社内発表した時にも社内賛成者は少なかっただろう。
それは、中小企業の管理部門はかつてないほど忙しくなっていることにも関係する。
そんなおりに新規事業に手をかける余裕がないと考える社員の気持ちもよくわかる。

ただし金子社長の言うとおり、サステナブル(持続可能)な企業にどうしていくかを考えると、既存のやり方や既存顧客だけを見ていては将来的に厳しくなるのは歴然だ。
会社が持続していくために、やはり社長の情熱と熱意が大事だろう。
新規事業起ち上げに、サステナビリティ視点が加わっていくことを願う。

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