活動報告

環境マネジメント Aリスト企業 ~お取引先企業入っているかチェックを!~

皆さん、CDPというNGOをご存知でしょうか。

 

CDPは、英国の非営利の非政府組織(NGO)であり、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。2000年の発足以来グローバルな環境関連情報開示を推進するエンゲージメント(働きかけ)に努めてきました。日本では2005年より活動しています。(CDP ホームページから転用 https://japan.cdp.net

 

CDPは毎年主に上場企業にアンケートを実施し、各企業が回答する結果を開示すると同時に評価をしています。その数は昨年度では、日本企業1,700社超を含めた世界約18,700社の企業とのこと。まさに世界最大の企業の環境データベースを保有しているということです。

そのアンケートは、「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」に別れその3項目に関する情報をそれぞれ開示しています。昨年は世界で15,000社がスコアリングを受けたとのことです。

 

その結果、最高評価であるAリストに選ばれた企業数は日本企業が多く2022年度も92社と世界で最多の企業数となったとのことです。

それだけ日本企業は真面目に環境課題に取り組んでいるということですよね。

ちなみに「気候変動」「フォレスト」「水セキュリティ」の3部門ともA評価を得たトリプルAランクは世界でたった12社でそのうちの1社が日本企業でした。

 

それではどのような評価をするのかというと、下記になります。

 

  1. 情報開示レベル- 企業の開示度合を評価
  2. 認識レベル-どの程度企業が自社の事業にかかわる環境問題や、リスク、その影響 を評価しようとしているかを測定
  3. マネシメントレベル- 環境問題に対する活動や方針、戦略をどの程度策定し実行しているかを評価
  4. リーダーシップレベル – 企業が環境マネジメントにおけるベストプラクティスと言 える活動を行っているかどうかを評価

(出所:CDP資料)

 

さて、先日Aリストアワードが開催されその様子もCDPホームページに動画がありますのでご興味あればご覧ください。

私も、オンラインで聴かせて頂いたのですが、意識の高い経営者が多いという印象です。同時に大企業でさえも自社だけで“環境への取り組もしよう”と頑張っても限りがあるので業界や社会との連携をしていきたいというメッセージも多くありました。

そのような企業が発するメッセージは特にAリストに選ばれた企業とのお取引のある会社にこれから届けられることでしょう。

Aリスト企業の代表者のメッセージは動画で収められています。

皆様の会社とお取引のある会社も多いのではないでしょうか。

お取引のある会社の代表メッセージを是非聞いてみてください。

 

中小企業ではなかなか環境対策まで行き着かないのが現実だと思います。

まず、このようなお取引先のメッセージを聞いてみて、自社で何ができるかを考えてみるその第一歩にしてみてはいかがでしょうか。

 

Aリスト企業 経営者からのメッセージ – CDP

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