活動報告

木を植えよう!

木を植えることの意義

木を植えることが地球温暖化対策の一つとして注目されています。とある場所で見かけた標識には、「樹高3メートルの常緑樹は年間に約1.19kgのCO2を吸収する」と書かれていました。この数値は、500mlペットボトル約1,309本のCO2排出量に相当するそうです。ペットボトル1本を製造する際に排出されるCO2は約0.9gとされているので、この数字にも納得がいきます。思ったよりも多い吸収量ではないでしょうか。

日本人一人あたりのCO2排出量と木の本数

環境省のデータによると、日本人一人あたりの年間平均CO2排出量は約8.6トン(2021年度)です。この量を3メートルの常緑樹で吸収しようとすると、約7,227本の木が必要となります。こう聞くと途方もない数に感じるかもしれませんが、一人が全てを相殺しようとするのではなく、多くの人々が協力して植樹活動を進めていくことが大切です。たとえば、10人が70本ずつ植えれば、合計で700本の木が新たに育ち、少しずつ地球環境に貢献できます。

常緑樹と広葉樹、それぞれの魅力

木を植える際、常緑樹と広葉樹のどちらを選ぶべきか悩むこともあるでしょう。広葉樹は秋の紅葉が美しく、四季の移り変わりを感じさせてくれます。しかし、落ち葉の掃き掃除が必要になる点がデメリットです。その一方で、落ち葉は土壌の栄養となり、自然のサイクルを助けてくれます。常緑樹は年間を通じて緑を保ち、庭がいつでも清々しい雰囲気になるのが魅力です。また、落ち葉の手入れが少なくて済むため、管理が比較的楽です。

記録的な暑さと未来への影響

今年の夏は世界中で記録的な暑さとなり、観測史上最も暑い年になると予想されています。気象庁の発表では、地球全体の平均気温が産業革命以前の水準を約1.5℃上回る可能性が高いとされています。もしこのペースで気温上昇が進むと、私たちの生活にも大きな支障が生じる恐れがあります。例えば、農作物の生育に影響が出たり、水不足が深刻化したりする可能性があります。これらは単なる未来の話ではなく、私たちの日常に直結する問題です。

できることから始めよう

しかし、ここで諦める必要はありません。一人の力で世界を劇的に変えることは難しいかもしれませんが、小さな行動が集まれば大きな変化を生むことができます。木を一本植えることは、地球への小さなプレゼントであり、未来への希望を象徴する行為です。庭やベランダ、地域の植樹活動に参加するなど、誰にでもできる方法で木を植えてみませんか?

私たち一人ひとりが「できること」を少しずつ積み重ねることで、地球にとってプラスの影響を与えることができます。木を植えるというシンプルな行動から、未来の環境を守る第一歩を踏み出してみましょう。

計算結果:

  • 年間CO2排出量(1人):8.6トン = 8,600kg
  • 樹高3メートルの常緑樹の吸収量:1.19kg/年
  • 必要な木の本数:8,600 ÷ 1.19 ≈ 7,227本

 

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